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中央経営コンサルティング

国民年金基金とは

国民年金第1号被保険者が、国民年金保険料にプラスして国民年金基金の掛金を納付すると、老後の年金に上乗せされて受け取れるというものです。
掛金は給付タイプや口数などで異なりますが、月額で上限68,000円までと決まっています。
国民年金基金には、都道府県単位で設立された地域型と、同種同業者によって全国単位で設立された職能型基金がありますが、事業内容は同じです。加入できるのは一人一つです。
加入は口数制で、給付のタイプや年金額は自分で選択ができます。

仮に20歳から60歳まで40年間、1口目 B型(終身年金、保証期間なし)のみ加入した場合、女性だと、月額7,830円の掛金で、7,830×12ヵ月×40年=3,758,400円の負担で、
老後の年金が24万円上乗せされて、終身で受け取ることができます。この金額で計算すると16年間受け取れば、負担した掛金は戻ってくることになります。
65歳から受け取って、81歳以上長生きすれば払った以上に受け取れる計算ですが、物価スライドはありません。
国民年金基金の保険料は、国民年金保険料と同じく、社会保険料控除として所得から全額控除できます。
加入手続き・ご相談は、国民年金基金へ資料請求または電話でしてください。
なお、国民年金基金の加入者は、付加保険料(付加年金の保険料)を納付することができません。

付加年金とは

国民年金第1号被保険者が、国民年金に上乗せする形で、任意に加入できる制度です。
国民年金保険料に月額400円(付加保険料)をプラスして納付すると、老後、国民年金(老齢基礎年金)に、200円×付加保険料納付月数=付加年金 が上乗せされて受け取れるというものです。
仮に、国民年金に付加して20歳から60歳まで40年間付加保険料を納付したとすると、400円×12ヵ月×40年=192,000円 の負担で、200円×480ヵ月=96,000円 の付加年金が終身で受け取れることになります。
2年間受け取れば、負担した保険料は戻ってくる計算ですが、国民年金とは違って、物価スライドはありません。つまり、インフレになっても付加年金の年金額はそのままということです。
付加年金の保険料も国民年金保険料と同じく、社会保険料控除として所得から全額控除できます。
なお、加入手続き・ご相談は、お住いの市区町村役場です。