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中央経営コンサルティング

「75歳以上の医療保険料の軽減率の見直し」

75歳以上の医療保険料の軽減率が、平成29年4月から変わりました。
75さ以上の人の保険料は、所得割(年収に応じて納める部分)と均等割(全員が納める定額部分)があります。

変更になる人 特例(平成28年度) 特例(平成29年度)
所得割の額が変わる人 年収約153万円〜約211万円の人 5割軽減 2割軽減
均等割の額が変わる人 元被扶養者で、特定の要件に該当する人 9割軽減 7割軽減


元被扶養者とは、75歳になる前日に、家族の会社の健康保険などで被扶養者だった人。
特定の要件とは、例えば、単身者であれば年金収入が168万円を超えるなど、75歳以上の夫婦2人世帯であれば一方の年金収入が168万円を超える場合などのこと。


「外貨建ての生命保険」

長期の運用商品の1つとしては「外貨建ての生命保険」もあります。

円建て商品の運用環境は厳しく、それに比べると外貨建て商品のほうが予定利率(積立利率)が高いのでメリットはあります。
また、生命保険であれば、被保険者に万が一のことがあった場合保険金が支払われます。
さらに、保険金の受取以外にも、資金が必要になった場合、生命保険の解約返戻金で準備することもできます。
外貨建ての生命保険の場合、解約返戻金を外貨のまま受け取ることもできます。

デメリットは主に2つあります。1つは為替リスクがあることです。
保険料や解約返戻金、保険金は為替レートの影響を受けます。
解約返戻金や保険金の受取時の為替によっては、外貨のまま受け取り、外貨預金などで運用し、円安のタイミングで円に換えるほうがよいでしょう。

もう1つは、早期解約の場合、解約控除や市場価格調整を受けて、払い込んだ保険料よりも解約返戻金が少なくなる可能性があることです。
外貨建て生命保険も各社いろいろな商品がありますので、しっかり内容を理解した上で、検討するようにしてください。