現在の年金制度では、民間サラリーマンは厚生年金、公務員は共済年金と別々の制度でしたが、平成27年10月から一元化されることになりました。
それにより、平成27年10月からは、公務員も厚生年金に加入することになり、いわゆる年金の2階部分は厚生年金に統一されることになります。
それに伴って段階的に公務員等の保険料率を引上げ、厚生年金の保険料率(上限18.3%)に統一し、公務員等の職域部分(いわゆる3階部分)を廃止し、同一保険料・同一給付を実現していきます。
また、遺族年金の転給などの共済年金と厚生年金の制度的な差異については、基本的に厚生年金に揃えて解消します。
共済年金と厚生年金の制度的な差異の一例として、「遺族年金の転給」があります。
共済年金 |
先順位者が失権した場合、次順位者に支給される
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厚生年金 |
先順位者が失権しても、次順位以下の者に支給されない
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