住宅金融公庫などの公的機関から融資を受けて、住宅を建設、購入、リフォームした人は、原則として、住宅金融公庫などを質権者または抵当権者とする火災保険に加入します。これを特約火災保険といいます。
この保険は共同保険であり、保険会社20社がそれぞれの引受割合により保険責任を負担します。
特約火災保険は、一般的な火災保険よりも保険料が安くなっています。通常、特約火災保険に加入すると他の火災保険に加入することはできません。ただし、家財については特約火災保険では補償しないため、別途加入することができます。
補償額は、時価保険と新価保険を選択できます。
保険金額は、融資額から建物価額の間で設定します。万一のときに全額が補償されるよう、建物の再調達価格を保障額とした方がよいでしょう。しかし、不要に高額に設定しても無駄となりますので注意しましょう。