株式会社
中央経営コンサルティング

株式や投信の売却損を申告して3年間繰り延べる!

2008年は株価下落で大きく損をした人もいらっしゃると思います。 その損をきちんと申告することで、2009年以降の節税につながるかもしれません。

たとえば、2008年に売却した株式や投資信託を合算して損失が出ている場合は、 その損失を翌年から3年間にわったて繰り越すことができるのです。 つまり、2008年の損失を2009年から2011年まで繰り延べることにより、 節税効果が期待できるのです。

たとえば…

2008年   株式の売却50万円 ⇒ 
                                 確定申告で損を申告

2009年   株式の売却益25万円 ⇒ 
                                 確定申告で2008年の損失と通算し、利益をゼロに。
                                 当然、税金もゼロ。
                                 その際、来年に繰り延べる損失(25万円)を申告。

2010年   株式の売却益15万円 ⇒ 
                                 確定申告で昨年申告した損失と通算し、
                                 利益をゼロに。当然、税金もゼロ。その際、
                                 来年に繰り延べる損失(10万円)を申告。

2011年   株式の売却益10万円 ⇒ 
                                 確定申告で昨年申告した損失と通算し、利益をゼロに。
                                 当然、税金もゼロ。

また、2008年に株式等の売却をしなかった場合でも、 2006年、2007年に申告した損失を2009年以降に繰り越すためには、 2008年の損失として申告をする必要がありますので、注意してください。

詳しくは、お近くに税務署等にご確認ください。

医療費控除について

1月〜12月までの1年間の医療費等が10万円 (10万円または所得金額の5%、どちらか少ない額)を超えると、 医療費控除の申告することにより、所得税が還付される場合があります。

計算式は下記のとおりです。

対象となる医療費等は、治療費、出産費用、医薬品の購入費、通院のための交通費などです。
ただし、美容のための歯科矯正や美容整形、疲労回復や健康増進などを目的とした医薬品(漢方)の購入、
通院のための自家用車のガソリン代などは対象となりませんので、注意しましょう。
具体的には、国税庁のHPでご確認ください。

申告に必要なものは、以下のとおりです。

・領収書またはレシート

・源泉徴収票

・医療費を補填する金額の分かるもの
  (健康保険からのお知らせや、生命保険会社からの給付金支払通知書など)

・印鑑

・振込口座の分かるもの

詳細はお住まいの税務署でご確認ください。