2008年は株価下落で大きく損をした人もいらっしゃると思います。
その損をきちんと申告することで、2009年以降の節税につながるかもしれません。
たとえば、2008年に売却した株式や投資信託を合算して損失が出ている場合は、
その損失を翌年から3年間にわったて繰り越すことができるのです。
つまり、2008年の損失を2009年から2011年まで繰り延べることにより、
節税効果が期待できるのです。
たとえば…
2008年 株式の売却損50万円 ⇒
確定申告で損を申告
2009年 株式の売却益25万円 ⇒
確定申告で2008年の損失と通算し、利益をゼロに。
当然、税金もゼロ。
その際、来年に繰り延べる損失(25万円)を申告。
2010年 株式の売却益15万円 ⇒
確定申告で昨年申告した損失と通算し、
利益をゼロに。当然、税金もゼロ。その際、
来年に繰り延べる損失(10万円)を申告。
2011年 株式の売却益10万円 ⇒
確定申告で昨年申告した損失と通算し、利益をゼロに。
当然、税金もゼロ。
また、2008年に株式等の売却をしなかった場合でも、
2006年、2007年に申告した損失を2009年以降に繰り越すためには、
2008年の損失として申告をする必要がありますので、注意してください。
詳しくは、お近くに税務署等にご確認ください。