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中央経営コンサルティング

退職金の使い道

「団塊世代の退職金に関する意識調査報告書」(電通)では、団塊世代は退職金の50.4%を預貯金・資産運用にまわし、残りを住宅ローンや住宅リフォーム、耐久消費財購入、旅行などに使う予定という結果でした。すでに退職した世代は、退職金の48.9%を預貯金・資産運用したと回答していることから、退職金のほぼ半分を老後資金の原資に充当すると考えてよさそうです。

退職世代【退職金の使途構成比(各項目の平均値)】

調査対象:退職世代60〜68歳の男女412人

出典:株式会社電通 2006年「団塊世代の退職金に関する意識調査報告書

退職金は老後の生活資金準備として大きな部分を担うでしょう。今後はますます年金だけで生活していくのは困難になると予想されています。年金だけでは不足する部分を退職金からも取り崩しながら生活をしていくことになるでしょう。リタイアメント後のお金の計画をしっかり立てて、退職金の使い道を決めるようにしましょう。

ねんきん特別便について
(1)対象者

ねんきん特別便というのは、今回問題となっている年金記録問題を解決するため1 回限りの通知です。 ただし平成20年1月末までに送付した方には3月末にも再送しています。

平成20年4月から10月までを目途に、3月までに送付された方以外の すべての年金受給者・現役加入者の方々に「ねんきん特別便」が送付されることとなりました。 平成20年3月までに送付された方は青色の「ねんきん特別便」、 平成20年4月からの「ねんきん特別便」は、緑色の封筒で送付されることになります。

なお、第2号被保険者の方に対する「ねんきん特別便」の送付や回答の回収については、原則として、事業主経由で実施することにしています。

(2)記載内容

「ねんきん特別便」の様式は被保険者用と年金受給者用とでは少し内容が異なる箇所がありますが 「年金記録のお知らせ」と「年金加入記録照会票」・「確認はがき」、 4月送付分からは「年金加入記録回答票」などが入っていて、 基礎年金番号、加入履歴、加入期間等が記載されています。

なお、名寄せ作業の結果については、他人の記録である可能性も残っているので 記録が年金に結びつく可能性がある人にも漏れている会社名等は明らかにされず、 基礎年金番号と結びついた記録のみが記載されているので注意が必要です。

(3)返信等の対応

3月までに送付された青色の「ねんきん特別便」には、「確認はがき」と「年金加入記録照会票」が同封されていますが、 4月から送付される緑色の「ねんきん特別便」には「年金加入記録回答票」が同封されています。

現役加入者は、訂正が「ある」「ない」にかかわらず、「年金加入者記録回答票」に記入して郵送してください。