投資信託を毎月一定額ずつ継続的に自動購入していくことを、積立投信(投信自動積立)といいます。
たとえば、毎月25日に、1万円で、預金口座から自動振替で購入していくという方法で、投資信託を少しずつ増やしていく投資の仕方です。通常、投資信託口座を開設し、自分で指定した毎月の振替日に、預金口座から自動振替で、自分が希望した投資信託(金融機関がラインナップしている中から)を購入していきます。一般的に、金額は1万円以上1,000円単位で設定でき、気軽に始められます。
投資信託は価格変動型の商品です。高いときもあれば、安いときもあります。安いときにまとめて購入できればいいのですが、なかなかそう上手くはいきません。
そこで、一定金額で毎月購入することにより、高いときには少し購入し、安いときにはたくさん購入することが自動的にできます。たとえば、以下のように変動した投資信託を毎月1万円ずつ購入したとすると……
| 1カ月目 | 2カ月目 | 3カ月目 | 合計 | 3カ月平均 |
積立金(購入金額)
| 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 30,000円 | |
投資信託の基準価額 (1万口当たりの価額) | 10,000円 | 4,000円 | 16,000円 | | 平均価額 10,000円 |
購入口数
| 10000口 | 25000口 | 6250口 | 41250口 | 平均単価 7,273円 |
というように、投資期間での平均購入単価を平均価額より低く抑えることができます。
これが、積立購入による購入タイミングを分散することの効果です。
積立投信は、長期的にゆっくりと投資していくときに有効な方法です。金融機関によって取扱商品や方法などは異なりますので、詳細はそれぞれの窓口で確認するようにしましょう。