貯蓄について
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日本人は「貯蓄好き」といわれますが、どれぐらい貯蓄しているのでしょうか?今回はちょっと他人のお財布をのぞいてみましょう。
Q.国の年金制度にも不安がありますし、出来るだけ貯蓄したいと思っていますが、他のご家庭ではどれぐらい貯蓄しているものなのでしょうか?
A.一世帯あたりの貯蓄額は平均1422万円といわれています。ただし、この金額は世帯の多くがこれだけ貯蓄しているという意味ではありませんので、誤解しないように注意してください。下記は世帯主年齢別にみた貯蓄額です。
(1世帯あたり世帯主年齢別金融商品保有額) 単位 万円
平均 |
世帯主年齢階層別 |
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20歳代 |
30歳代 |
40歳代 |
50歳代 |
60歳代 |
70歳代 |
1422 |
251 |
623 |
926 |
1497 |
2030 |
1865 |
金融広報中央委員会(平成14年)
このように50歳代から平均貯蓄額1422万円を上回る金額になっています。ご自分の年齢でみて参考にしてみましょう。
Q.私の場合、貯蓄といえば銀行や郵便局の預貯金なのですが、他のご家庭では貯蓄商品はどんなものを選択されているのでしょうか?
A.やはり一番割合が多いのは預貯金です。その次に、生命保険(簡易保険)になっています。株式や投資信託といった投資商品は少なめです。
単位 万円
貯蓄総額 |
種類別金融商品保有額 |
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預貯金 |
貸付信託金銭信託 |
生命保険簡易保険 |
損害保険 |
個人年金 |
債券 |
株式 |
投資信託 |
財形貯蓄 |
その他 |
1422 |
829 |
24 |
277 |
38 |
69 |
23 |
94 |
30 |
32 |
6 |
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高額療養費の貸付制度 |
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病院への支払い(自己負担分)が高額になったときには、申請をして認められた場合に、限度額を超えた金額が高額療養費として支給されますが、実際に支払われるまでに約3ヶ月以上かかります。
そのため、その間の費用をつなぎ資金として貸し付ける制度があります。この高額療養費貸付は無利息なので、安心です。
申し込み方法 |
次の書類を各都道府県の社会保険協会に提出。 |
1.高額医療費貸付申込書及び借用書 |
2.医療機関が発行した保険点数のわかる医療費請求書 |
3.高額療養費の受領を全国社会保険協会連合会に委任する委任状 |
4.健康保険被保険者証 |
所要日数 |
申し込みから10日程度。 |
問合せ先 |
社団法人全国社会保険協会連合会貸付事業課
TEL:03-3445-0823 |
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告知義務制度 |
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生命保険に契約するとき、契約者や被保険者はその生命保険会社に対して、重要な事実を告げること、および重要な事柄について不実なことを告げない義務を負います。これを告知義務といいます。
この制度は、健康状態や職業などで危険度の高い人が無条件に加入したりしないよう、契約者間の公平を保ち、適正に運営していくための制度です。
この告知義務に違反した場合には、生命保険会社は契約を将来に向かって解除することができます。保険事故発生後に解除した場合でも、その保険金支払いの責任を免除され、もしも保険金をすでに支払っている場合には、その返還を請求できます。ただし、保険事故、たとえば死亡の原因と告知義務違反の事実とに因果関係がない場合は、保険金を支払います。
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